教育さいたマガジン(第141-1号) ~家庭教育アドバイス~ 9月に入って3週間が経ちました。行事の多い今学期は、子供たちがそれぞれの得意分野で活躍できる時期であると同時に、不得意分野にもチャレンジできる機会であるともいえます。成果を褒めることも大切ですが、取組の過程も温かく見守り、励ましていくことを心掛けたいものですね。
さて、埼玉県では、昨年度、不登校を理由に小学校を30日以上欠席した児童数は981人で、2年連続の増加となりました。
そこで今回は、不登校への対応の仕方と、子供のSOSのサインに気づくヒントをご紹介します。
◆学校へ行けない子供の苦しさって、どんなだろう
~不登校には心にゆとりをもって対応する~
不登校の子供は、心の成長の助走期にあり、家族 をはじめ周りの人は、ゆとりをもって対応する必要があります。
不登校が始まっても、強く叱るなどして登校を強制したり、すぐに専門家だけに任せてしまうべきではありません。不登校の起こった原因や背景を知るためにも、まずは親が落ち着き、子供の訴えに対して十分に耳を傾ける必要があります。親が慌ててしまうことは、子供にとっても大きなストレスになるからです。
不登校の子供の多くは「学校に行きたいのに行けない」という葛藤を抱えています。まずは家庭を子供がくつろぎ、安心できる居場所とするよう心掛けましょう。
不登校の克服には、さまざまな道筋があります。子供の個性に合わせて、どのような方向をとるか、一緒に考えながら柔軟に対応していきましょう。もちろん、学校や地域の相談機関などにも連絡を取り
つつ対応することも大切です。
<埼玉県内の相談窓口>
・子供に関わる全ての悩み(子育て、しつけ、体罰など)の相談…子どもスマイルネット(埼玉県こども安全課)電話 048-822-7007
・いじめ、不登校、性格、行動、学習の遅れ、発達、障害などの相談…よい子の電話教育相談(県立総合教育センター)
子供用電話 0120-86-3192
保護者用電話 048-556-0874
面接申込受付番号048-556-4180
ファックス 0120-81-3192
メールアドレス soudan@spec.ed.jp
・いじめ、虐待など子供の人権に関する相談…子どもの人権110番(さいたま地方法務局人権擁護課)電話0120-007-110
◆子供はSOSがうまく言えない~子供の身体や行動に現れるサインを見逃さない~
いじめや不登校につながる悩みなど、子供が心の問題を抱えたとき、それは、しばしば身体的なサインとなって現れます。
腹痛・吐き気・下痢・食欲不振・めまい・頭痛・発熱といった症状や過食・拒食・不眠といった行動などさまざまなサインがあります。サインに気付いたら、病気だと心配するだけでなく、心の問題が背景にないか考えましょう。「気のせいだ」「わがまま」「ズル休み」というような言葉で片付けず、様子をよく見、話をよく聞き、理解しようとする姿勢が大事です。
また、かかりつけの医師や学校の先生にもよく相談してみましょう。
※心理的な問題による身体・行動のサインの例
身体:腹痛、吐き気、下痢、食欲不振、めまい、
動悸、頭痛、発熱、倦怠感
行動:過食、拒食、不眠、ヒステリー
(文部科学省『イキイキ子育て家庭教育手帳平成22年度版』から)
文部科学省が発行している「家庭教育手帳」は、親子の絆を深め、心豊かな子供を育てていくことを支援するものです。
※詳しくはこちらから(文部科学省)
http://fofa.jp/saitamg/c.p?b2cn9zz39c