教育さいたマガジン136-1号から②
教育さいたマガジン136-1号の「ちょっといい話」を紹介いたします。
ぜひ、ご覧になってください。
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6.人とのふれあい・「絆」~ちょっといい話~
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このコーナーでは、「人とのふれあい・『絆』づくりエピソード」の優秀賞受賞作品をご紹介しています。
一般の部では、地域で学校を御支援いただいているボランティアの方からも、エピソードを応募していただきました。(住所は、応募時のものです。)
■「みんなのおかあさん」
戸田市(一般の部) 岡部 小百合 さん
娘の入学式の写真撮影の時のことです。
男の子が大声で泣き出し、写真に撮られることをいやがりました。何とか撮り終えましたが、教室に移動した時、男の子は座りません。しばらくして、自分で座りましたが、机にうつぶしてしまいました。
そこで先生は、先ほど一人一人のお名前を呼んで出席をとっていた時、呼ぶことができなかったその男の子の名前を呼びました。返事はありません。でも先生は「君の心の声は聞こえているよ」と声をかけました。
授業参観の日、男の子は途中から席から離れてしまいました。最後の書き取りの時に、戻って座って全部書きました。先生はすぐ書いたものを見て名前が上手に書けていると褒めました。その後の初めての懇談会の時、男の子のお母さんは、入学式の写真撮影の時は、せっかくの大切な時なのに申し訳なかったと、涙ながらに謝りました。
男の子は、幼稚園の時からたくさんの大人の前だと恥ずかしく、見られていると気になり、いられなくなるそうです。三人兄妹のお兄ちゃんで、がんばりたいところもあると、慣れるまで長い目でみてほしいと、男の子のことをきちんとお話をしました。
先生が「大丈夫ですよ。普段はちゃんとできていますよ。みなさんもわかってくれていますよ」と言いました。そこで先生の言葉に押され、お母さんたち全員が拍手で応えました。新しいクラスのおかあさん同士、心ひとつになったように思いました。そして、私たちの小学校では「みんなのお母さん」という呼びかけがあります。この時、このクラスのお母さんたちは、クラスの子どもたちのおかあさんになれたように感じました。
その後も先生のあたたかい心遣いの中、私たちのクラスで皆であたたかく男の子を見守ることができています。そのようなすてきなクラスにいられることが、親子共々大変幸せに思います。
※その他のエピソードはこちらから(家庭地域連携課)
→http://fofa.jp/saitamg/c.p?92cn9z82BD